こんにちは。
One'sボーカルトレーニングのトレーナー友実子です。
今回より、『歌が上手くなるポイントシリーズ』をお届けしたいと思います。
第1弾は【耳を鍛える】です!
バーーンと打ち出した割に、頭に?マークが浮かんでいる方もいるかと思います(笑)
「耳を鍛える」とはつまり、「聴く力を鍛える」と言う事です。
皆さん、音楽を聴く時はどのように聴いていますか?
・何気なく聴いている
・ノリノリで歌いながら聴いている
・歌詞の世界観を想像しながら聴いている
など、様々あるかと思います。
ではカラオケに行って、テンポをゆっくりにして歌ってみてください。
意外と分からない箇所があったり、人に寄っては歌えなくなる方もいらっしゃるかと思います。
きちんと聞いているようで、実は細かくは聞けていないのです。
「いやいや、ちゃんと歌えるよ」
そんな方は、本当に原曲通り一音も間違えずに歌えていますか?
息を吸うタイミングは?
リズムは?
フレーズの長さは?...
言い出すとキリがありませんが、これは屁理屈でも何でもありません。
歌手は、しゃくりも息の吸い方もフレーズの長さも、全て計算して歌っています。
もっと言うと、声の響かせ方や身体の筋肉の使い方なども計算しています。
エモーショナルに歌っているようで、実は全部考えて歌っているのです。
では、テーマの「聞く力」とどのように繋がるのかをご説明します。
歌の上達には『観察』と『再現』が必要です。
トレーナーはどんな風に息を吐いているか、
あのアーティストは高音をどのように出しているか、
どこでどんなテクニックを使っているのか・・・など、
微かな違いを区別して、自分もマスター出来るようにコツコツ練習します。
その時に、それを聞き取る力がないと、練習する事も出来ませんし、ましてや自分が何の音を出してるかも曖昧だと、なかなか上達のスピードも上がらないでしょう。
また、リズム感の悪い人や音痴の人というのも、この「聞く力」が弱い為に起こる事が多いです。
思い当たる方は、まずはドラムやベースの音を別々に聞きとってみましょう。
最後に、「なんとなく」を無くしていく事が、確実な上達への一歩となります。
地道な作業にはなりますが、音楽を聞くときはアーティストのテクニック、息づかい、バック伴奏など、それぞれ一つずつ分解して聞く事から初めてみてください。
気付く事がたくさんあるはずですよ♪
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